弩級の衝撃内容と評判の本を読んで

弩級の衝撃内容の本だと言う触れ込みで現在、凄い売れ行きの本の様です。
何をどうとは書きませんが、かつて極道世界に生きた私などからすれば、このタイミングでの出版と言うものもさる業界の『趨勢がハッキリした』事から、ある状況からのディフェンス『保険をかける』意味合いもあったのでは?と思えたものです(あくまで私の感想)
それにしてもこの本、戦後の同和史と言うものが、時の政治家やヤクザとの関わりと共に克明に描かれていて大変興味深いものがあった他、バブルの頃などによくその名を耳にした大物詐欺師や地面師の名前も出ていたりで、懐かしいものがありました(笑)
同和といえば私がかつていた極道の世界でも四つ(差別用語)と呼ぶ人間も多かったものでしたが、そこにことさら差別意識は無く、隠語の範疇で交わしていた様に思います。
私が若い頃なども真性の同和でなくとも名刺に同和の文字を入れ、事件屋まがいの恐喝を生業としているエセ同和の人間が多かったものです。
とかく同和といえば部落差別が取り沙汰されますが(部落と呼ばれる地区はいまだに都内は勿論、関西、全国各地に点在)
たとえば、それが具体的にどの様な形を取るかといえば、結婚を控えた男女がいた場合など、女性側が部落と呼ばれる同和地区の出身であった事がバレてしまい、それを理由に婚約を解消された場合など、同和関連の人間達が夫となるはずだった男性の勤務する銀行の前で『差別を行うのか!人として許されるのか!女性の将来はどうなるんだ!断固糾弾する!』などとシュプレヒコールと共に座り込みを行ったりと、簡単にいえば部落出身である事の人権を盾にした恐喝を行うもので、これなどはオーソドックスに分かりやすい例かも知れません。
私自身、二十代半ばの平成もヒトケタの時代、やはりさる同和団体の長として活躍していた人物などとも交流があったもので、この時期と言うのは私自身、極道でありながら、老人病院や特養(特別養護老人ホーム)などの社福(社会福祉法人)の用地買収や隣地の同意を取り付ける仕事に関与したり、紺の背広に白のカッターシャツに大人しいネクタイなどを締めて、さる病院の理事長の秘書の名刺を片手に施設の建設を目論む地域の市長宅に趣き同意を取り付ける交渉をするなどして、暴排条例が罷り通る今では考えられない表社会との関わり方もしていたものです。
こうした中、この同和の会長に対して農転(農地転用)などの許認可関連の仕事なども頼んだりとケースバイケースの関わり方をしていたもので、私より年長で豪放磊落で恰幅も良く、頼んだ仕事に関してはキチンと表裏なくオープンに答えを返してくれる人物でした。
でも、いつからか、この人間にあった豪快さが消え、精彩を欠く様に見えたもので、その後、病院に入院するなどして連絡も遠くなって行ったものです。それでも秘書を兼ねている番頭などが連絡をよこしていたものでしたが、この同和の会長とは電話で『○○のモンが私の命を狙っているらしいです。でも、逃げも隠れもしないからいつでも来いと言ってるんです。そうでなければ同和の運動は出来ない』と話すのを聞いたのが最後となったもので、
その後、殺されたと風の噂に聞いたのでした。
昔の極道の世界で親分と呼ばれた方の中には同和地区、被差別部落出身の方も在日の方(韓国)と共に多かったもので、差別を許さないといえば聞こえは良いのですが、力が全てのヤクザの世界、タマ(根性、金)のある奴が命令を下す事において出自もへったくれもない、弱肉強食な論理だけが罷り通るそんな世界でもあった様な気がするものです。
合掌

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密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

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