元極道に見る危うさとは?

※今朝の雲です。
昨日など、神戸で元極道の牧師が覚醒剤で捕まった事などが報じられていました。
大学を出た後にヤクザになり薬物での逮捕歴などもある様で、『インテリヤクザ』などと言う言葉で形容される大卒出のヤクザ、私は現役の極道当時など、自分が中卒のひがみもあってか(笑)『わざわざ、大学まで出てヤクザになどならんでも良かろうに』と思ったものです。
その後この男は懺悔し、堅気になり、神学校に通うなどして牧師になり、NPO法人も立ち上げ、非行少年や迷える若者などに寄り添う活動を始め、地元の方などからも一定の評価を得るなどしていた様ですが、覚醒剤でキメセクをされたと関係のあった女性から訴えられ、今回逮捕の憂き目となった様です。
2010年に活動をスタートさせた様で、私なども2010年2月のブログの投稿がその初めであり、同じ元極道として身につまされるものがあります。
長年苦労して積み上げた信用も、たった一つの事で全て瓦解しあっけなく消え去るのもこの娑婆と言うものです。
この牧師も逮捕を逃れる為に逃げ回っていた様で、逮捕時に行われる覚醒剤の尿検査で陽性反応が出ぬ様、点滴などを事前に打っていた模様で、そうした事から陽性反応が出ぬものとたかを括っていたのか、
逮捕時には刑事に向かい『残念でした!😝』とうそぶいた様ですが、結局陽性反応から逮捕勾留となった様です。極道の世界で生きる人間と言うのは、ダブルスタンダードの信念体系に生きるもので、信を預けた親分や兄貴分の言う事だけ聞いておけば、あとは極端な話しが、同じ組内の人間とだって殺し合いしたると割り切るもので、そうした心の垢は頭からつま先までずっくりと染み込むものです。
そうした事から、ああ言えばこう言うは勿論の事、居直りや開き直りばかりが突出し、それが、人生の窮地に於いて起死回生の心構えとして良い方向に発揮される場合もまれにありますが、たいていは自らの非を認めず、過ちを認めぬ開き直りのそれであり、反発を叩き込まれるヤクザ世界特有のフォーマットでもあります。
私自身を振り返ってみても、この機械的に反応する開き直りや居直りにプログラミングされたものを落として行く事は容易ならざるものがあり、自分のアイディンティティの喪失に似た怖れにも直面したものです。
安易に開き直り、人を攻撃し、食いつぶしてでも何とかなるだろうと、どこかでそれを許容しているかはものの見事に現れるもので、私を含めた元極道は、暴力や飲酒、薬物、色情と、悪癖を引き戻しやすく、何の仕事に就くものであれ、心しなければならない様です。
私なども、カレー依存の僧侶などとかわいい見出しでスッパ抜かれぬ様、気を付けたいと思います(笑)
合掌

読者登録してね

 

 

密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

タイトルとURLをコピーしました