八月の滝行を終えて

今月22日に開催した滝行は水量も多く、なおかつ激しい水流でダイナミックなものがありました。

滝壺中央は最も水流が激しく、あらかじめ、初心者や女性の参加者などには両サイドの比較的弱い水流のポイントに立つ様指導させて頂いたものでしたが、

この日は滝壺から生じる風も強く、水の落下から生じるミストが、まるで霧雨の様にあたり一面に立ち込め、少し離れた岩の上に置いていた頭陀袋がぐっしょりと濡れるほどでした。

毎回、滝行に参加される方などから、私が入滝した人に向けて障碍や事故の無き様、不動明王のご真言をお唱えしたりすると、水の流れが強く激しくなると(笑）また私が入滝すると、私の所に水が集まり姿かたちがみえなくなると言われたりしたものですが、

古くから熊野修験の行場としての歴史ある滝で、清龍大権現、飛龍大権現を祀る神社を擁している事もあってか、龍神の氣、独特の磁場を感じるお滝場でもあります。

日常のタイムラインから隔絶して、自然の中で強い水の流れに身を委ねる。ただ、それだけでも理屈抜きにリフレッシュされるものがあり、滝行にハマる人が多いのかも知れません。

滝行終えての日帰り温泉は毎度の事ですが、この日は事前に予約しておいたお滝場に近い割烹旅館を訪れました。

露天風呂に浸かり、鮎の塩焼きなど美味しい料理に舌鼓を打ちながら、皆さんと過ごす懇親のひとときは、激しい滝に打たれた後の相乗効果もあってか、楽しくも贅沢なものがあります。

温泉に浸かり座敷でまったりしてしまったせいか「このまま泊まっていきたい」の声も上がっておりました（笑）

いつも伴僧を勤めてくださる関口道薫さんですが、今日は直前になり、急遽お寺の仕事などから連絡が入った為、入滝せずに帰られたものでしたが、カレーパングランプリ2年連続金賞の秋川名物のカレーパンなどを皆さんに差し入れしてくれたもので、滝行終了後、お腹も減り「これは美味すぎる！」と、人目を忍んでパクついているところをパチリと撮られてしまった様です（笑）