一昨日は今年に入って初めての滝行を塩川滝にて皆さんと楽しんでまいりました。
一昨年から開催し導師として参加させて頂いているものですが、その時々、参加された方の中にもまた自分自身の中にも気付きを生じさせる滝行でもあります。
世の中は何かをフォーマットとして組み込む考え方やすり込みに溢れ、これもよくよく考えて見ると適者生存、弱肉強食の論理に基づいたものであるものが殆どで、そこに昨今の世界情勢の様な出来事を目の当たりにする時、心身のドロップを感じたり何に信を置いて生きて行けば良いのか?と心が流浪してしまうのも私達人間の弱い一面でもあります。
そうした時、日常のタイムラインから隔絶し価値判断を手放す時間の効能と言うのは心身のリフレッシュなど計り知れないものがあり、ビジネスの世界に生きる人が瞑想を始めるのもこんな所に理由があったりします。
滝行と言うのは自然界の水流を用いて強制的に思考を遮断し、瞑想、マインドフルネスの状態を作り上げるものです。昨日なども春分の三月とはいえ気温も低く滝の水は肌を刺す様な冷水であり、当初は参加された方達も滝壺に入る事に少し臆する様な様子が見られたものの、意を決して滝が流れ落ちる岩肌を背にして滝の水に打たれる時、
冷水でキーンと頭を締め付けられる感覚や呼吸の間隔をつかみかねて早々に滝壺から出てしまおうとするところを踏みとどまり滝の水流に身を任せてしまうところに立ち禅の境地を体験しておられた方も多かった様で、終了後、様々にも皆さんより感想が口をついて出たものです。
不定期ではありますが、この後も夏に向けて開催したいと思っております。多人数のイベントなどではありませんが、告知した時などタイミングを感じた方など参加のお申し込みなど頂ければ幸いです。
滝行終了後、皆さんとのショットですが、滝のヒーリング効果もあってか😆何故かハイに陽気な皆さんです(笑)
いつもの事ながら幹事役を勤めてくださっているかよちゃんこと相田佳代さん、他の方の送迎なども引き受けてくださった空手道禅道会東京支部長の西川享助さん、前日の滝の下見や伴僧、承仕を勤めてくださった関口道薫さん、他有志の方達などこの場をお借りしまして改めて御礼申し上げます。
合掌