今日はお堂に提灯と天井絵の取り付けを行いました。
15年程お願いしている便利屋さん、私の出張時の愛犬チビの散歩からお堂の修繕まで何でもござれでお願いしている方なのですが(笑)宮大工の家系の方だけあって、今回の提灯の取り付け一つとってみても檜の板材などを自分で買ってきて、釘など使わず嵌め込み式に見栄えよく作り取り付けてくれるもので感心するばかりです。
いつも手間賃どころか材料費程度の請求しかしてこない親切な方ですが、今日は帰りがけ『ウチでは掛け軸飾るところがないのでお堂に置いてもらおうと思いまして』と観音様の姿が描かれた掛け軸と箱にいっぱいのドリップコーヒーを置いて行ってくださいました。
今日は冬至。明日は木星と土星が重なる『グレート・コンジャンクション』と言う天体のイベントだそうで、200年周期で訪れる火・土・風・水のエレメント(四大元素)の移行が起こる当日だそうです。土の時代から風の時代になるのだとか…世間を見渡せば風どころか嵐の如き様相の世界ではありますが、こんな時代の変換を思わせる日にお堂と本尊の名前の拝した提灯を飾り、天井に鳳凰と天女が舞ったのも何か意味のある事なのかも知れません。
世界が混沌に揺れ様とも、私が向き合うは人の心ひとつ。
合掌