☆『赦しのレッスン』嫉妬や悪感情に悩まされている貴方は至って普通?深夜のメールから

先日、深夜に洗濯物のアイロンなどをかけておりますと(笑)遠方にお住まいの女性より、『仕事などに於て嫉妬に苛まれ心が落ち着きません』などの内容が書かれたメッセージがFBのメッセンジャーより送られてきたものです。

下記文章はそのメッセージに対しての私の返信内容ですが、メールセッションなどに於ける応答の内容などではありませんが、こうしたケースで悩み苦しんでいる方は多いと思われ、シェアさせて頂きたいと思います。

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〇〇〇さん こんにちは

昨日の深夜送信したつもりが出来ておらず、メッセージも消えてましたので改めて送信いたします。

メッセージ拝見しましたが、まず、何ら恥じる事の無い人間らしい感情だとご理解されてください。

私のところにも様々な業種の方が来られたりしますが、やはり人間関係に於ける嫉妬や葛藤に悩んでいる方は本当に多いものです。

他人ばかりでなく母親が娘に嫉妬する、兄弟姉妹の間でも発生するケースなど、この私達の生きる世界は何事にも主体と客体のある二元性の世界で、常に比較対象、競争と対立へと向けられるエゴ(自我)の影響を受けているもので、そこから覚めて心に平安を得て生きるのはなかなか容易ではありません。

少々長い文面になりますが、『分離意識』と云う神から(宗教上の神ではなく全なる神)切り離されたと感じている無意識下の怖れが、人間関係に於けるアイデンティティーの喪失の怖れを発生させ、嫉妬や攻撃、暴力や病気、対立や争闘、戦争の源にさえなっているもので、仏陀が娑婆と呼んだこの人間世界はスピリチュアルに生きる多くの人間にとって神が用意した成長の場であり、戦争や暴力、病気や貧困にさえ私達に学びを与える為に体験させ、それこそメッセージを送っていると理解されている風潮がありますが、これでは片方の手では笑顔を見せながら握手を差し出し、片方の手では憎悪と悪意の元、拳骨で殴り付ける二律背反を神が推奨している様なもので、

こんな神では信頼出来ず、笑顔と恐喝を使い分けるギャングのボスと何ら変わるところがありません。

でも、為政者や権力を執行する者にとってはこうした『懲罰の神』の姿は洗脳や収奪のシステムを敷く上で好都合であり、本当に人類の歴史上の永い間、いまだに宗教の中にも見られる神の鋳型なのです。

『神がお怒りになったら大変な災厄を被るぞ』という理屈が…

『俺様(権力者)を怒らせたらどうなるか分かっているな?』となり、

『だから俺様の言う事を四の五の言わずに聞くんだ!』と変換されるものがある事…

人間世界の歴史にも独裁者の台頭などにも見られるパターンであり、この世界にあまねく影響を及ぼしているエゴ(自我)の推奨するそれは神の姿でもある様です。

この世界は『幻想道場』とでも言うべきもので、本当はただのひとときも神の元を離れた事の無い『神の一人子である私達人間』が『神の元を離れたら何が創造出来るのか?』と迷宮に入るが如き夢の連続を見ているのがこの世界であり、科学者が言うところのビッグバンと呼ばれる事象を発生させ、性別や肌の色、金持ちなのか?貧乏なのか?何処の国に生まれて誰と出会い夫婦になり、また別れる時期やいつ病気になるのか?いつ挫折と呼ばれる状況をきたすのか?そしていつ死ぬのか?まで、神ではなく『エゴとの契約』によって全てシナリオが書かれていると言うのが本当のところの様で、千も二千もあると言われる輪廻転生も壮大なトリップと見るのが正しい様です。

それでは神が何をしているのかと言えば…

日々私達人間は、様々な天変地異や紛争や暴力、病気や事故、理不尽な出来事などを目撃し(勿論、その逆も)この世界こそが超リアルな世界と思い込みがちですが、悪夢を見る子供を親は『夢だから心配ないよ』と優しく背中を撫でて安心させても、その夢の中まで心配しないのと同様で、ここで私達がいかなる体験をしようとも、私達の本質は圧倒的善念とでも言うべき神と共にあり、究極、神は私達の心配などしていないと言うのが本当のところの様です。でも、夢の中を歩く私達はとかくエゴに幻惑されやすいので、神の声の代行として

『聖霊、ハイアーセルフ、内なる教師』を誰しにも遣わしてそのガイダンスに耳を傾ける様求めてきているもので、

人間のいるところ振り子の法則の様に発生するエゴは表や外部にある人や出来事などのシンボル(成功やセックスや富の象徴なども)を用意して

『それこそが真実だ!』

『身体こそが全てだ!』

と人間の真の覚醒に抗うものであり、世の成功者にどれだけ成功を収めても、富を所有しても、勝者として勝ち抜いても、常に満たされぬ渇きや寂しさを感じるなどの人生の回顧録や談話が多いのは、この部分に『答えが出ていない』事を深い部分が感じているからとも言えるのではないでしょうか。

随分、周りくどい内容になってしまいましたが(笑)こんなエゴの影響下にある私達人間は、嫉妬となる対象や報復される怖れをとかく抱きやすく、それこそが心の平安から遠ざけ、適者生存、対立や争闘のループに嵌め込もうとするエゴの企図するもので、〇〇〇さんの言われる様にそれは友達であろうが、血のつながった身内であろうが、のべつまくなしに発生しやすい事でもあり、強い嫉妬の感情を生じたからと言ってご自分を責める事の無き様お願いしたいものです。

『人をどう見るか?』が常に自分自身のアイデンティティーを決定している

事なども理解されると良いかも知れません。制限ある人への想いは自分自身をも縛り上げてしまい葛藤(執着)のループから抜け出す事が出来なくなってしまいます。また強い嫉妬はその相手を益々自分の中で実体化させるものです。

私はお話し会や講演などでよく『私達人間は75億の多重人格障害を見ている様なもの』と話しをさせて頂く時があります。

肌の色の違いから性別、国境を設けて膨大なパーソナリティの分裂が存在している様ですが

『本当は他者などいない事』

目の前にある人様や出来事を幻想と言えば、地に足のつかぬ現実逃避の様で、

『死や人の尊厳はどうなるのか?』

『貧困や病で苦しむ人は何と見るのか?』と…

エゴの台本が用意した正義感にとらわれる人も多いのかも知れませんが、全てに滅びの芽を埋め込まれ、破壊と再生を繰り返す諸行無常の星の地球に於て、愛する人の姿(ペットなども)が形をとどめるのはわずかの時間であり、そんな制限ある儚い肉体と言う入れ物が愛する人の全てと思う事自体が冒涜であり、肉体と言う幻想を死と呼ぶ現象によって脱ぎ捨てても意識は継続し平安の場所へと移行していると考える事こそが普通であり、目の前に故人となった愛する人の姿が無くともやがて自分の順番が来れば(笑)天界で再会出来るし、今もエッセンスは共にあり神の一人子と言う共時性を共有していると言うのが真実だと私は思っています。

こうした事を理解しておくと葛藤を感じた時でもタメを置いて感情を外部に押し出す事が少なくなってきます。でも、強い感情は繰り返し浮上してくるもので『赦しのレッスン』が大切になってきます。

嫉妬や葛藤の原因は相手であると思っている内は次から次へとその対象は現れるもので、お互いサポートしあい、話しあいが必要な場合は別としても、嫉妬の感情など相手は知らずにこちらがエンジンのカラぶかしをしている場合が殆どなもので、やはり自らの内から消除するより他ありません。

嫉妬の原因として相手に脅かされる何物かを感じている時と言うのは

『人からどう見られるのか?』と言う事が影響し、過剰な競争心を自分の中で煽り立てている場合があります。

この娑婆は『完璧に生きる事は出来ない場』であり、そんなハードルをグッと下げてしまう事も大切です。強い葛藤や感情を生じさせる相手と言うのは過去生に於ても何らかの因果があった場合なども多いものですが、それでも今現れた目の前の相手も自分が神から切り離されていると言う無意識下から浮上する罪悪感を投影する為にスケープゴートしたイメージであると理解し、とらわれず自分の為すべき事だけに心を向ける事が大切です。

簡単に言えば、『とっとと赦して通り過ぎちまえ!』と言う事なのですが(笑)それでも顔を合わせる相手だと相手の成長に脅かされるものを感じたりでなかなか胸がスッキリしない時もあるかも知れません。

でも、そんな時でも鏡に写る自分の胸に手を置いて…

『〇〇を赦せない私を赦す』と何度も言った後で、

『〇〇も自由なら私も自由だ!いつだって自由だ!』

(〇〇は嫉妬の対象)

『神の心には私の祝福以外何も無い!』と、

繰り返し繰り返し何度でも何十回でもアファメーションされて見ると良いかも知れません。これを毎日続けると、自分を欺瞞していた何物かがハラリと落ちる様に感じる時が訪れると思います。

嫉妬も向上心に昇華させる事で成功の礎になるとは成功哲学の範疇ですが、こうした事を理解しておくと多少の疼きを感じた時でも『あたしって可愛いとこあるね』とペロリと舌を出して(笑)とらわれる事なく柔軟にしたたかに日々を楽しむ事が出来る様になるかも知れません。

どうぞ元気にお過ごしください。

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 合掌

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密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

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