☆昨日は病院でのヒーリングセッションでした…「老いを受け入れる」それは家族もろともに

                                                                

                                                                

※ヒーリングセッション時の写真、病状など了承を得て掲載しています。動画はヒーリング時の手足に見られる筋反応です。
昨日は都内病院でのヒーリングセッションでした。多発性嚢胞腎と言う腎臓に於ける難病をお持ちの方で、私が初めてこの方にヒーリングして差し上げた時は腎臓が全体の7パーセントしか機能していない状態で、医師からも人工透析のボーダーラインにある事などを告げられていたものです。そんなある日雨の神社で横転する事故に遭い、右大腿骨頸部骨折、本来即座に行われる外科手術も腎臓が弱い為に難航し、手術後も寝たきりで足腰が衰えて行く為にリハビリが必要となり、思うままにならぬ自分の身体、術後の痛さと不快感もそこに手伝い、付き添うご家族の方についついキツイ口調になってしまったり…
また術後の傷も癒えてきた事から、リハビリ病院へ転院したものでしたが、尿毒症による「せん妄」が発症し、一時的に認知症の様な状態になり、同じ言動を繰り返し今は亡き故人の記憶や遠く離れた親族の心配を繰り返し口にするなど、この人の日頃から深奥にあったものが堰を切った様に言動となって現れ、転院前の病院での看護士(特に夜勤)から受けた攻撃的な対応がフラッシュバックの様に思い出されるのか、PTSDの様相さえ呈していたものです。
【せん妄 】意識混濁に加えて奇妙で脅迫的な思考や幻覚や錯覚が見られる状態。健康な人でも寝ている人を強引に起こすと同じ症状を起こす。ICUやCCUで管理されている患者によく見られるケース。
【PTSD】突発的な出来事により命の安全が脅かされる体験や、天災、事故、犯罪、虐待などによって生じた精神的衝撃を受けることが原因で、心身に支障をきたし、社会での生活に於いてもストレス障害を引き起こすなど精神的な後遺症、疾患の事。
それを見守るご家族の姿にも、このまま、せん妄が回復せず認知症に移行してしまうのではないかとの不安もあり、意識混濁から話が噛み合わず強い恐れが生じる為か八つ当たりをされたりで、時間曜日の感覚なども失っている事から深夜などにも病室から電話をかけてきたり、周囲の方へも付き添いのご家族の方がいない時に混乱した内容で電話をかけてしまうなど、なかなか落ち着きを得ぬ日々も続きました。
この方の長女、ヒーリングの依頼主でもある女性なども、母親の退院後の生活のシフト、週3回、四時間を費やす人工透析の付き添いや近場の病院の選定、退院後ヘルパーさんやケアマネさんを自宅に招くのか?またショートステイなどの短期入所施設を活用するのか?はたまた認知症が発症し顕著になれば特養(特別養護老人ホーム)などに入所させなければならないのか?などの様々な判断に迫られていた様で心労著しく、体重が激減するなどの様子も見られた為、この方自身にもヒーリングセッションをさせて頂いたものです。
この親子のやり取りを見ていると「老いを受け入れる」とは改めて当人ばかりでなくそれを見守る家族にも等同なのもがあるのを感じるばかりの私でもありました。
この方のせん妄が激しい頃など、私が病室を訪れても私を識別している様子も希薄なものがありましたが、それでも私と以前カレーを食べに行った記憶がよみがえったのか?

「あっ、正仙サン、カレー食べたい」と…笑

カレーと正仙のワードを一つ繋がりで覚えてらしたのには思わず笑いの出てしまった私でもありました。
ヒーリングを開始するといつも軽やかな鼾をかいて夢幻に入られるこの方でしたが、一日も早い快復を祈る様な思いでいつも病室を後にした私でした。
でも、そんなこの方も快復の兆しを先頃から見せる様になり、昨日この方が人工透析を終えた後で病室を訪れお話しすると、いつもの快活でサックリとしたこの方独特の話し方が戻っており、見守る娘さんとの話しもしっかり噛み合っていたものです。
この日は米朝会談などもあり、病室で見るテレビのどのチャンネルでもこれが報じられていたものですが、この方なりの持論をお聞きした後で(笑)ヒーリングに入った私でした。
開始早々、ヒーリング時独特の身体の筋反応と共に鼾をかいてお休みになられたこの方でしたが、ヒーリング終了時には目を覚まし…

「カッカッカッカッ身体が熱い!」と訴えられたもので、

透析は人によっては急激に体温を下げ震える様な思いをする方もいるものですが、この方もそうで、折しも37度と微熱もあり寒気を訴えていたもので、そうした事にヒーリングが作用したのかも知れません。

元気を取り戻した様子にホッと一安心の思いで病室を後にした愚僧、この日も帰り際にご家族の方より御礼にとたくさんのコーヒー豆などを持たせて頂きました。
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