☆昨日の吉祥ヒーリングセッションの風景から…スカパーTVディレクターの来訪

※ヒーリング時の動画写真など了承を得て掲載しています。
昨日は午後より、昨年も当サロンを訪れた、BSスカパー某番組ディレクターの来訪があり、少年の非行や犯罪に於ける更正の可能性、ヤクザの世界に入ってしまうケースやそのプロセス、またその世界からの足の洗い方(離脱)などの取材を受けました。
※この取材に関して番組出演の予定などはありません。
極道の世界に入ってしまうのも、また堅気になる事に於いても、円満退社の堅気の世界とは違う極道の世界でもあり、そこにマニュアル化された公式なものなど一切無い事を冒頭にお伝えした私ですが、堅気になりたくとも、その世界に多大な借金がある為に思うままにならぬ状況がある場合も潜在的に多く、そうした状況で堅気になる話を向けた場合など、100万や200万の借銭なら、ヤクザ映画やVシネマなどでもお馴染みのシーン、指を詰めて「ああ、そうか堅気になるか、頑張れや!」と借金をチャラ(帳消し)にしてもらい足を洗う事も出来るかも知れませんが、これが千万単位の借金であれば「そうか…堅気になるか、それなら指なんかいらんから、お前に貸した金、明日耳揃えて持ってこい!」と切り返される恐れと言うものが縛りとなっている場合や、堅気になったは良いが、生半可にその土地に生活基盤や収入源がある場合など、環境を変えて別の土地で再スタートすると云う決断が出来ずに、かと言って、堅気になれば、元いた組織の人間から態のいいタカリ(友好を装う)や嫌がらせを受ける恐れ(反目する人間がいれば尚更に)なども生じたり、また、円満に組織を出た場合なども、それが一つの足枷となり、警察に飛び込む事が出来ずに結局は堅気と言っても組織の影響下に甘んじるところとなり、利用され事件を起こしてみたり、周囲を巻き込み紆余曲折を描くパターンも多い様です。
また極道の世界から素ツ堅気になる時と言うのは、着る物から乗る車、住む家に至るまで生活様式、ライフスタイルをシフトさせる覚悟もいるもので、今まで家賃20万円のマンションに住んでいたとしたなら、同居する妻や内妻関係にある女性などに人生の一大事である事を理解してもらった上で、家賃7、8万円の部屋に引っ越し、カッコ悪くとも共働きを頼み、高価な車や時計も収入の見込みが出来るまでは処分し現金にする、着るものもブランド品から何枚重ねで千円と言う様なバーゲン品でも良しとする様な生活のシフトダウンに対する腹の括りも必要で、見栄と虚勢の極道の世界に生きていると、こうした堅気の先にあるものを考えるのが疎ましく、結局は寝る前に「明日は堅気になろう」と思いながらも、先送りするままに年月が過ぎて行ってしまうパターンと言うものもそこにはあるのかも知れません。
これは私自身も経験のある事ですが、極道の世界にいた人間と言うのは、ヤクザの組を離れても、どこかの部分で「侠・おとこ」でいたいと思っていたりもするもので、モメ事やトラブルなど何か不測の事態が発生しても、警察にだけは決して頼れない、タレ込めない(通報しない)、自分の器量で何とか乗り切るものと頑なに自分に課している様なところがあり、これなども裏社会の信念の延長上にあるものであり、自分が何らかの状況に於いてヤクザから恐喝されたり攻撃されている場合などに於いては、こうした信条、信念と言うものは「あんたもよ、ヤクザのメシ食ってきたんだからよ、まさかサツタレ(警察に通報)は出来ねえやな?」と、逆手に取られるところとなり、役者を変えての心理戦や駆け引きはお手のものの極道でもあり、かってはその道にいた事から、相手のやり口は裏の裏までわかっていても、今は所詮は一人の堅気に過ぎず、消耗させられた挙げ句、相手の突きつける無理難題を呑ませられてしまうと言うのがその殆どのケースと言えるのかも知れません。
話して分からぬのなら、ヤクザや裏社会の住人と渡り合う甲斐性など自分には無い事を知り、速やかに警察に飛び込む腹づもりと言うものも…極道をしていた人間にとっては、隠れキリシタンが踏まされる「踏み絵」に等しいものがあるのですが、こうした幻想をクリアに出来ないと、本当の堅気とは言い難いのかも知れません。
そんなこんなを話し、私の若き日の臨死体験や獄中でのスピリチュアルな体験なども話した後は、ディレクター達へのヒーリングとなりましたが、お一人はヒーリングを受けるのも今日が初めてとの事で、不思議体験だったのか様々な感想が口をついて出ていたものです(笑)
                        
                    合掌
タイトルとURLをコピーしました