あれから二年…

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※今日の夕陽

今朝の新聞に、原発関連死が789人に上る事が書かれていました。

ちょうど二年前の今頃は、都内も間断なく余震が続き、惨憺たる東北各県の被害の状況が刻一刻とTVで報じられている時間でもありました。

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※大震災当日の空

町や村が火炎で覆われ、津波で水没して行く様に目を疑ったものです。

あれから二年…

今では政権も民主党から自民党へと変わり、脱原発も何処へやら…

今ではアベクロ・バブルなどとマスコミが吹聴したりで、バブルの再来を夢見る人まで現れています。

政治家はよく知っています…

国民の何処を刺激し、押さえれば体制に従順となるかを…

今の首相が力が漲り、顔色が良いと言う方がいます。
なるほど、そうかも知れません…
でも、私には原発を始めとするアメリカ追従の政策が評価され、向こうの大統領が単におぼえを良くしている事に気を良くし、大国の後ろ盾を得ているかの様な、砂上の楼閣のごとき安心に浸っている顔にしか見えぬのは、私がひねくれているからでしょうか?

二年前の3月11日を境に更新の止まったブログがあるのをご存知でしょうか?

大震災直前まで、被災地に住まわれる方達がその発生直前まで投稿していたブログでもあります。

私は震災以後、何名かのそうした方のブログをみましたが、勿論、存命でも震災のショックから投稿をやめてしまった方もいるのでしょうが…

中には本当にその直前までのリアルな出来事を喜びや感動で表現しているかの様な記事もあったものです。

そしてそれらの記事は震災の訪れと共に更新が止まったのです…。

私には、まるでそうしたブログと言うものが、海を漂う名も無き墓標の様に思えたものです。

連日報道された町を飲み込む津波の映像もそのイメージに影響を与えていたのかも知れません。

昨日まで側にいた人がプツリと消える…涙も出ない様な、無機質なやり場の無い悲しみや衝動と言うもの、天災や戦争がもたらすものかも知れません。

そして震災により発生した刻々と報じられる福島第一原発の被害状況と言うもの…

原発がプルトニウム他、人間が手に負えないモンスターな代物である事は、ここに書くまでもありません。また核のごみも行き場のない状況で、一時的にストックする状態も限界を迎えています。

広島、長崎と原爆を落とされ世界で唯一の被爆国である日本、そこには日本の核のカルマと言う事もあるのかも知れません。

『ノーモア、ヒロシマ!』

『ノーモア、ナガサキ!』

『ノーモア、フクシマ!』

と、大震災を契機に発生した脱原発の動きは、当事国である日本を飛び越えて、欧州各国に脱原発の動きをもたらしています。

あれから二年…原発の再稼動へと向かおうとする日本が、天より再び揺さぶられる事なく、新しいエネルギー体系の拡充がそれに取って代わる事を祈るばかりです。

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これより東日本大震災で無くなった方のご冥福を改めてお祈りし、供養法を勤修したいと思います。

合掌

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