※クライアント様のご了承を得て記事を書いております。
先日でのセッションでの事…その男性は、アクティブに働く中小企業の経営者でした。
この方は「思考は現実化する」で知られる成功哲学や、引き寄せの法則に関する本など、新刊が出る度に読破して来たとの事でしたが…
それらのスキルをいくら実践しても、一向に人生が上向かず、ほとほと疲れてしまったとその方は話し始めるのでした…。
（(´Д`)）
「正仙さんは、ブログで拝見していると、引き寄せの法則を取りあげてお話しもされている様だし…後学の為にひとつ良いやり方を教えてもらえませんか…？」とこの方が言うので…
「後学だなんて…私はそんな大層な人間じゃありませんよ！」と言うと、初めて笑顔を見せたこの方でしたが…ひとしきり二人で笑ったあとに本題へと入っていったのですが…
「日頃から笑顔を心がけたところで、別にいい事があるわけじゃないですよね…」とぽつねんと話すこの方に…（(=_=;))
「確かにそうかも知れませんが…笑顔を心がける習慣と言うのは、”自分の思考を見張る働き”があるのでは…？」と私が話すと…
「思考を見張るとはどう言う事ですか」とすかさずこの方は聞いてきたものです。
(?_?)
人間、イライラしている時や不安がある時の顔と言うのは、眉間にシワが寄ったり、傍目にもわかるほど深刻な顔をしている時が多いもの…
そんな顔を覗き込む様に心配する人の視線に気づき…慌てて取り繕う様に笑顔を見せたところで、どこかそれはぎこちなく、目が笑っていない事などから、周囲の方などからも…
「何かあったのでは…」と覚られてしまいやすいものです。
(；´Д`A“`
逆を言えば顔や目と言うものは、如実にその人間のエネルギーや、感情や心理状態を現す事も多く…
内面がネガティブな状況にある時に見せる笑顔が「作り笑顔」になってしまうのは、自分の内面にある怒りや葛藤や不安にフタをして、脳から笑顔に必要な筋動作に司令を出している事からエネルギーのギャップが生じてしまい、硬さやぎこちなさとなって、それが表面化してしまうのかも知れません…
(((;ﾟдﾟ)))
でも…
これを逆に利用したらどうでしょうか…？
普段から力みのない笑顔を心がける時…初めは演出している様な堅苦しさを多少は感じるかも知れませんが、それも習慣になれば、自分の顔の基本ポジションに出来るのではないでしょうか…？
時と場所をわきまえずヘラヘラと笑っている様ではおつむを疑われる時もあるかもしれませんが…笑
深刻な顔でいるよりは、遥かに周囲に好印象を与える事は言うまでもありません
狡猾な笑いは別としても（笑）…本来人間の笑顔とは愛や喜び安堵感と言ったポジティブなエネルギーに満ちたもの…そうした時に、不安や恐れ、怒りに心を費やそうとする時、それは自分の中で正負のエネルギーがせめぎあい、顔が強張ったり、胸につかえを感じたり、お腹に膨張感を感じたりと…
それは『笑顔とのギャップ』のサインとして、自分にもたらされる兆候でもあります。
笑顔を心がける事は、自分自身に明るいポジティブなエネルギーを持ち込み、宇宙に宣言している事に他なりません。
こうした時、相反する思考や感情に自ずと敏感にならざるを得ず、笑顔でいる事が、その時々の自分の感情の在り様を教えてくれ、いつまでも負の感情に自分を浸しておく事が出来なくなる様です。
(゜д゜三°Д°)
自分の中に…
「不安があるな…」
「嫉妬があるな…」
「怒りがあるな…」
と言う事を、他ならぬ笑顔の強張りが教えてくれ、そうした思考や感情に気付いたら、速やかに視点を変える習慣にそれは繋がって行く事ではないでしょうか…。
冒頭の『思考を見張る働き』とはまさにこうした意味で、顔の筋肉を使い作る笑顔が、内面を矯正する働きをも、もたらす様です。
それに、笑顔を心がける事は、ハートチャクラ（胸骨にある愛のエネルギーセンター）にも良い影響を及ぼし、仏頂面でいる時とは思考や感情の質にも大きな違いがある様です。
(－_－)＼(^_^)
人間の思考や感情が『現実を創造するツール』である事を知る時…自分の日頃を占める思考や感情のパターンに気付く事はとても大切な事であります。
そうした時に笑顔の習慣と言うものが果たす役割は大きい様でもあります。
また、笑顔でいる時は明るい前向きな気持ちになりやすいもの…小さな出来事に囚われている自分を「まあいいか…」と許し、そこにある執着を手放す経験をされた方も、きっと多いのではないでしょうか…？
o(^-^o)(o^-^)o
感情の動物人間…悲しい時には涙を流し泣くのが良いに違いありません…
(:_;)
怒りを感じれば、天に向かって「バカヤロー」も良いかも知れません…
が…
長く居座り続ける思考や感情がミクロにもマクロにも、自分の現実を創造している宇宙の真理は忘れたくないものです。
昔より言われる「笑う門に福来る」の諺は短い言葉ながら、宇宙の黄金律を現す見事な言葉に違いありません。
冒頭でご紹介したクライアント様のセッションは、リーディング半分、人生相談が半分の様なセッションでしたが、帰り際には…
「今日はカミさんが風邪で具合が悪いので、帰って私が子供達の料理番です…惣菜買って帰ります！」と家族思いの優しい言葉に…
和やかな家庭の灯りがそこに見える様で…
暖かい気持ちでお見送りさせて頂いた愚僧でありました
合掌
