正仙の愛説法…恐れる事なかれ!

この度の東日本大震災で亡くなられた方の御冥福を心よりお祈り申し上げます。

合掌

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今日、橋を渡った隣の町が輪番の停電だそうで日中より区役所よりアナウンスが流れていました。

今やTVで報じられる惨憺たる被災の実態…
戦後の日本にあって、最大の「国難」である事は疑う余地のないところであります。

この震災による被害者が数万人に上る事は今や避けえない状況でもあり、今だもって、宮城や岩手県など東北各県にいる家族や友人と連絡を取れずに悶々と日々を過ごされている方も多い様です。

でもこんな時こそ、愛する方達の健在を信じ「陽が昇らぬ日はない」事を信じて欲しいと思います。

今までだって、敗戦の焦土の瓦礫の山からさえ見事な復興を成し遂げてきた私達の愛する国「日本」であります。

阿鼻叫喚の地獄のさなかにさえも、癒しと再生の種子を神が蒔かないはずがありません。

TVを見れば、刻々と明るみに出る被害の状況、TVを見ながらでも身体にリアルに響く余震の揺れ…TVで報じられる津波や地震で倒壊して行く建物や家屋…

木の葉の様に流される乗用車…

福島原発での度重なる爆発!要領を得ない政府の説明…

そうした映像に釘付けになり、言い様のない不安に囚われている方が大半に違いありません。

余震の続く今…避難する際の携行備品を準備して置く事は勿論ですが…

TVで流される情報のどの部分が必要なのか?

大人のあなたにはしっかりとしたガイドラインがその胸の内にあるはずです。

いたずらに不安に駆られ、災害の恐ろしさに自らを浸しきってしまう時、多くの人のそうした集合意識と言うものはその形を「具現化」する力を持っているエネルギー上の真理であり、亡くなった方のご冥福をお祈りする事…

東北の夜半の零下の寒さの中で助けを求める人達、瓦礫の下からでさえも一筋の光明に縋る如く、救出を待ち望む方達のご存命と一刻も早い救出を祈る事は大切な事に違いありません。

でも、TVで報じられる津波や地震の映像を自らの中で不安と共に増幅させてしまう事は、今の惨憺たる震災の状況の期間をさらなるものとし、二次災害、三次災害に「負の貢献」をしてしまう事になりかねません。

腹の落ち着かない不安や恐れを感じるなら、しばらくの時間、TVでの地震の報道番組からも離れて頂きたいと思います。

深呼吸を繰り返した上で、あなたの好きな音楽を聞くも良し…

愛するパートナーがいるなら、語らいを楽しむ余裕を持って欲しいものです。

不安な面持ちでTVを見ていた時に感じた余震の揺れとリラックスした際のそれでは感じ方の質に違いがある事が、きっとあなたにはわかると思います。

今この瞬間この時に生きている事、生かされている事の幸せと言うもの…

被災地の方や犠牲となられた方と自らを対比して、「あたり前にご飯を食べてていいのだろうか?」とか…

甚大な地震の被害を目の前に「何もする事の出来ないあたしは薄情者ではないのか?」などと、自らを責めたて制限する必要はありません。

こうした大地震がもたらす大災厄を目の前にした時、ついさっきまで共に暮らしていた愛する人や家族が消える恐ろしさ…長年、家族の成長と愛が刻まれた家がもろくも崩れ津波に流されて行く光景…

それは涙さえ流す事を忘れるほどの無機質な恐怖であり悲しみに違いありません。

そしてそれはかつての日本が経験した戦争がもたらす狂気の本質でもあります。

しかしながら物にあふれた現代社会で生きる私達にとって、尊い仲間の犠牲を目の当たりにして、初めて淡々とした自分の日常が幸せに満ちたものであったのか…

あたり前に雨風を凌げる家に住み…

疲れを癒す床に就ける事のありがたさ…

空腹を満たす食事にありつける事のありがたさ…

喉の乾きを潤す水を飲む事の出来るありがたさ…

そんな普段では考えもしない日常で私達が当たり前に享受している事…

しかしながらそうした日常の当たり前になっている事のありがたさと言うものも、惨憺たる事象を目の前にしなければ…気づき学ぶ事の出来ない…
私達はそんな業の深い生き物なのかも知れません。

だからこそ今こうして在る自分に感謝し、愛する家族やパートナーに感謝して欲しいのです。

今回の大震災を機に、それぞれの魂の歩みの中から突如、別れが訪れるかも知れない事…

親子や兄弟、愛する夫であり妻も大自然の猛威の前に儚く消えるその絆を、
TVで報道されるその映像に感じていた方は多かったと思います。

「行ってらっしゃい~」と家の玄関から送り出した愛する夫や子供の後ろ姿が今生で見る最後の姿だとしたら…
あなたは今、家族や愛する人達との関係において何を選択するのでしょうか?

どうか今回の大震災さえひとつの教訓として家族や愛する人との関係性を見つめ直して欲しいと思います。

これを機に愛する家族やパートナーと今世で出会えた喜び、相手への尊敬を表してハグを習慣とされても良いのではないでしょうか?

そうしたひとりひとりの想いは強力な光りの束となり、今回の震災の更なる被害を食い止め、復興に向けての大きなエネルギーにさえなっていきます。

そして今自分の立つ場所から被災地の方に向けて出来る事もあるはずです。

日々今回の震災に対しての募金の窓口は拡がりつつあります。

でも、自分に無理をかけて「何かをしなければならない」と言うプログラムは自ら解き放って欲しいと思います。

被災地を除き、関東でもすでに仕事に復帰されている方は多いと思います。あなたには守る家族や愛する人達がいます。

そうした人間としての持ち場を離れて被災地に赴く事は思いも寄らぬ事…

とるに足らぬと思っている様な自分の仕事でも、あなたが目の前にある仕事を消化して行く事、無理のない範囲で募金をする事…

そうした事こそ、震災から復興する大きな力に一票を投じている事に他なりません。

私の仲間や読者の方達、そのブログやなうで呼びかける愛の伝言板とも言えるその内容に読んでいて思わず涙が流れる時が
あります。

自らの母親が国の救出の手の届かぬところにいる事を知り…自らの独自のルートで母親を迎えに行くべく、周囲の方達への救援物資さえ携えて東北の奥地へ出発した女性さえいます。

しかしなから、そんな人の善意に乗じて跳梁跋扈する外道がいるのも事実…

輪番停電にかこつけて、警察や役所の名前をかたり、応対に出た方が錠を開けた瞬間に押し込み強盗を働く手合いも出没しているとも聞きます。

そうした時には決して錠を開けずに、一人でお住まいの時は自らが…ご家族がいる時は玄関の内側で対応している家族をよそに、もう一人は警察に即通報する機転を働かせて頂きたいと思います。

余震の続く毎日…

大きな揺り返しが再度来るのでは?と言う方も多い様ですが…

期待する必要もありません。

これより愛犬チビの散歩のあと、これ以上震災の被害が拡大せぬ様、震災で亡くなられた方のご冥福を祈り、一日も早い被災地の復興を小さな自坊よりお祈りさせて頂きたいと思います。

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自坊本尊 大元帥明王は十八面三十六臂…

その恐ろしい忿怒の形相とは裏腹に…慈悲と身を持って衆生救済を現す観音様の化身でもあります…。

「国家守護の体を成す」と言われ…

近年でも日清、日露戦争や関東大震災、太平洋戦争と国難のおりに拝まれてきた秘仏でもあります。

今こそ密教僧正仙の意念の中で、荒れ果てた被災地に愛と再生の光りを…

絶望の淵に立つ被災地の方の胸に愛と癒しの波動を届けるべく…

大元帥明王に縦横無尽な活躍をして頂きたいと思います。

そして肉体を持った私自身も人間正仙として…生きた不動として震災に遭われた方の胸に灯りをともす働きの場に恵まれる事を望むばかりであります。

「恐れるな!私が共に在る!」

毎分毎秒、神が私達に語りかけている言葉でもあります。

合掌

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